2010年7月17日土曜日

第一話:感想

主演の堺をはじめ上手い役者を揃えたことが功を奏して最後まで飽きずに見れた。話のテンポもいい。今クールは初回から期待外れ感が漂うドラマが多いが「JOKER」は今のところ合格ライン。
ただし脚本についてはイマイチ。役者も役を探っている印象がある。

捜査一課課長井筒将明役の鹿賀丈史は上手く含みをもたせて演技していたが、今後どう転がるかわからない主人公伊達一義役の堺雅人や、ストーリー展開の鍵となるであろう鑑識官久遠健志役の錦戸亮、鍵となるのかどうかもわからないバーのマスター三上国治役の大杉漣、伊達やあすかの兄と同期である刑事来栖淳之介役の平山浩行ら実力派俳優陣が、脚本を通じて役の心情にいかに早く入り込めるかがドラマ成功の鍵となるだろう。

逆を言えば彼らが役の言動に違和感を感じるような脚本では成功はしないということだ。
今回特に主人公役の堺にその違和感が見て取れた。その違和感を巧みに包んで演じたところは流石としか言いようがない。


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