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2010年8月31日火曜日

第七話:感想

いつもとは違った展開だったが、テンポもよく悪くない出来だったと思う。

ゲストの忍成修吾の快楽殺人者としての狂気、尾野真千子の愚かにすら映る遺族の怒り、飯田基祐の二重人格ぶり、どれをとっても迫力・空気感とも素晴らしかった。
山中崇、水野智則も、忍成・尾野・飯田らに比べると「演技をしてる感」があったが、全体のバランスとしては悪くなかった。遠藤要もああいう役をやらせると本当に上手い。

りょうも「私そんなに強くないんだけどな」というセリフのあと、伊達に背中を向けて歩き出すときの表情が実に素晴らしく、冴子という女性と伊達との関係を見事に表現していた。りょうの本領発揮だ。
演出も役者の演技をしっかり見せてくれる上に、それをクドくなく活かすリズムとグルーヴ感があって、このドラマによく合っていた。

脚本は前回同様にやや帳尻合わせな説明セリフが目についた。
これまでの久遠を考えると「法の裁きに関係なく人を殺すなんて許せねえ」と憤るのはあまりにも唐突で無理があるし、久遠部屋で語ったあすかの思いも長セリフで一挙に片付けてしまうのは見せ方として稚拙だ。久遠の「俺はあんたに救われた」も座りの悪いセリフだった。

これは脚本のト書きではなく演出のせいかもしれないが、闇の制裁のシーンでの伊達が余裕がなさすぎるのにも違和感があった。
日向の言葉も美代子の言葉も伊達にとっては迫るものがある言葉だろうが、闇の制裁人という仕事をしてきた中で、考えて来なかった言葉という訳ではないだろう。むしろ幾度となく自分に問いかけ続けてきた言葉なのではないだろうか。
今回、それでいきなり伊達から余裕が奪われてしまうには、きっかけが弱すぎる。
であれば、これまで堺がポーカーフェイスの下の伊達の感情を丁寧に演じてきたように、今回もあくまでポーカーフェイスの下で大きく揺れる感情を演じさせたほうが伊達らしくて良かっただろう。

そうでなければ、前回の久遠の件が伊達の心に変化をもたらせたとして、久遠と伊達のシーンを追加し、伊達の感情を描くという手もあった。
伊達は、文弥を殺された怒りで我を失っている久遠に、「憶測で人を裁けばそれはただの犯罪者だ。君が憎んできた奴らと何も変わらない」「法で裁ける人間は法で償わせるんだ。俺達がやってるのは復讐じゃない」と窘めた。
しかし伊達自身は自分がしていることに迷いはなかったのだろうか?

偉そうに久遠に言ったものの自分はどうだ?犯罪者と同じじゃないのか?復讐じゃないと言ったが、じゃあ復讐とどこが違うんだ?と、伊達は内心自問自答していたとする。
一方その隣では、久遠が伊達の言葉をまっすぐ受け止めて、俺達がしてることは犯罪者とは違うんだ、文弥の父親を殺したいと思った俺は間違ってたんだ、と少しづつ自分の中で消化し始めている。
伊達は闇の仕事で久遠が何かを見失ってしまわないよう見守ろうとしている。なのにその自分が迷っている…。そのことがきっかけとなって、日向や美代子の言葉に大きく揺れてしまった、というのであれば話はわかりやすかった。


伊達のしていることと、日向のしていることだが、基本的には変わらない。

伊達は第三話で久遠に「法で裁けない者を裁く。もちろん決して許されることじゃない」と言っている。また日向は今回「立件出来ない容疑者を始末する。間違いなく犯罪者です」と言っている。
もちろんその通りである。

真面目に解説すると、日本は多くの欧米諸国同様に「自由民主主義国家」な訳で、ざっくり言ってしまうと、日本国民は「公共の福祉に反していない限り、どう生きるかという個人の自由は最大限尊重される」ということと、「国民全てが等しく主権者であり、国の政治は国民が行う」ということが憲法によって保障されている。

で、日本ではこの「自由民主主義国家」であることを根拠に、「罪刑法定主義」という形をとっている。
「罪刑法定主義」というのは、「”刑法上”何が犯罪」で「どんなときにどんな刑罰が科せられるのか」については、あらかじめ法律で定めておかなければならない、という考え方だ。

何が犯罪でどんなときにどんな刑罰を受けるのかを、誰かが好き勝手に決めてたら、とてもじゃないけど自由になんて生きられない。
日本の主権者は国民なんだから、国民の代表機関である国会を通じてちゃんと法律にしときましょうや、ということである。

現代日本では、その法律に則って「無罪」か「有罪」か「有罪ならどのような罪でどれくらいの刑罰か」を判断出来る(裁判権を持つ)のは、「国家」のみだ。話題の裁判員制度も「国家の裁判権の行使」に参加する制度とされている。

裁判で決まった刑罰を科すことが出来る(刑罰権を持つ)のも「国家」のみ。
国家によって刑罰権の行使を委ねられた刑務官など以外は、例え遺族であっても刑罰の執行は認められていない。

武士階級の仇討ち法があった江戸時代と違って、現代の刑罰は「復讐」ではない。
他人の「法益」(生命、身体、自由、名誉、財産、平穏、など)を奪った罪に対して、その罪の重さに応じた「法益」を、「償い」として「国家」が奪うことが刑罰であり、刑罰には「再犯予防」や「犯罪の抑止」という目的もある。

当然のことながら、伊達や日向のように裁判権も刑罰権もない人間が、何人もの人間を自分勝手に制裁するなんてのは、とんでもない重罪にあたる。
殺していようが殺さずに死ぬまで監禁だろうが、法を無視して残酷な私刑を繰り返していることに何ら変わりはない。もはやそれは「刑罰」でも「復讐」ですらない。
そのことを理解しているからこそ、伊達は日向の煽りに理路整然と言い返すことが出来なかった。

闇の制裁人という許されざる行為をしている伊達だが、しかし彼は真っ当な感覚を失ってはいない。

「たとえ法で裁けなくても真実を明らかにすることが俺達の仕事」と教えてくれた井筒に憧れ、刑事としての己の感覚を信じて粘り強く捜査を続け、凶悪犯人に対してもその中に残っているかもしれない良心に期待して自首を望む。
必死で助けを求める久遠を救ってやりたい一心で仲間にしたものの、こんな許されざる行為に久遠を巻き込んでしまったことに後悔もしている。

むしろ感覚が狂っているのは三上だ。

妻と10歳の息子を殺された三上は、両親を殺され犯人を刺してしまった10歳の伊達に、亡き息子への愛情のはけ口を見つけた。
状況から考えても幼い伊達に重い罰が科せられる可能性は殆どなかった。きちんと罪を明らかにして判決を受ければ、伊達も人を刺してしまったという罪の意識を自分なりに消化することも出来ただろう。
しかし三上は、どのような手を使ったのか、伊達の罪自体をないものにしてしまった。

伊達は両親を殺した灘木を「憎しみ」から「殺すつもりで」刺した。
結果的に灘木は一命を取り留めたが、確かに伊達は灘木に強い殺意を抱いていたのである。両親を助けたい一心で正当防衛として灘木を刺したのではない。
灘木の言った「正義なんて通用しない。悪を倒したかったら悪になるしかない」という呪詛の言葉通りに、伊達は灘木を殺そうとしたのだ。

伊達がもう少し愚かで、自分が灘木を刺した意味に気づかなければ、伊達は三上が望んだように自分の罪を忘れてしまうことが出来たかもしれない。
しかし「自分は普通じゃない」と苦しんでしまう伊達にとっては、きちんと罰を受けることこそが救いであった筈だ。
そんな伊達が、心に深い葛藤を抱えたまま、少しでも前を向いて生きようと決めたのは、たとえ間違っていても自分への愛情を惜しまない三上のためだったのではないだろうか。

伊達が三上に心から感謝をしていることに疑う余地はない。
本心を隠した表情の下には、冷静に三上を見ている目も、三上を実の父親のように深く愛する気持ちもあるだろう。そして恐らく後者のほうが強い。
闇の制裁人になった経緯に三上がどのように関わっているかはわからない。
しかし三上がそれを正義と信じ真剣に伊達の助けを必要としていたら、それが必ずしも正義であると割り切れなくても、それが三上の中に巣食う悲しみに由来するものなら、伊達は三上のそばで三上が暴走しないように見守る道を選ぶだろう。

一方で伊達は久遠に対しては、過去の痛みを正しく乗り越えて欲しいと思っている。
理解して手を差し伸べてくれる大人が必要なら、伊達は久遠のそばで望むだけその役を負ってくれるだろう。家族の愛情を知らない久遠のためなら父にも兄にもなるだろう。
しかし伊達は自分の間違った愛情で久遠の成長を歪めたりはしない。
久遠の進む道を良かれという思いで勝手に決めることはない。辛くても苦しくても自分自身で正しい答えを掴んで欲しいと思っている。

第六話で久遠が文弥に自分を投影して冷静さを失っていたとき、伊達は久遠に冷静で客観的な目を取り戻すよう導いていた。その一方で文弥を助けたい久遠の気持ちを汲んで、文弥と久遠が救われるために単独で捜査にも当たった。
久遠の苦しみの深さを知る伊達にとって、文弥を殺された久遠の慟哭には心を揺さぶられただろう。久遠の無念をどうにかして果たしてやりたい気持ちだってあったに違いない。

しかし伊達は、かつて三上が自分の罪を揉み消してしまったような間違った愛情を、久遠に押し付けたりはしなかった。
久遠の心が怒りに雁字搦めにならないよう第三者の視点と正論を与えながら、久遠が自分の手で自分自身の答えを掴みとることを見守る道を選んだ。
そして出来れば憎しみや悲しみからでなく、暖かい思い出を支えに前を向いて欲しいと願っていた。
伊達は自分の感情に流されることなく大人として責任を持って久遠を導こうとしている。
それは三上が伊達にかけた愛情とはある意味対照的なものかもしれない。

伊達は三上の「おまえは悪くない。おまえが刺してなければ灘木は逃げ延びて誰かを殺してた。おまえは正義のために戦っただけだ」「俺達は楽しんでやってるワケじゃねえ、むしろ逆だ。それでもやっているのは…遺族の明日を祈ってるからだ」という言葉に何を感じただろう?
灘木は確かに人間のクズだったが、将来また人を殺すに決まってるから今殺したって正義という理屈は成り立たない。どんなに遺族の明日を願っていようが、辛い思いを感じているから許されて、快楽を感じているから許されない、というような話でもない。

伊達は三上よりもはるかにありのままを理解していた。だからこそ伊達は限界だったのかもしれない。闇の制裁を辛く感じていることを一目で久遠に見抜かれてしまうほど、伊達は疲れ切っていた。
「俺は伊達さんに救われた」という久遠の不器用な励ましが、今度は伊達を救うのだろうか。それとも自ら乗り越えていくのだろうか。第八話以降に期待だ。


さて、そろそろ佳境に入ってきた夏樹殺しの犯人探しとジョーカーの黒幕だが、ここで予想を立ててみようと思う。

まず、冴子が疑っているように、神隠しには警察内部が関わっている。
それが「当たり」であることは井筒が冴子を遠ざけようとする態度でも明らかだ。
そしてその警察内部の権力は、凶悪犯を無期禁錮刑に処せるだけの資金を持ち、首を突っ込んでくる人間を殺してしまうほどの凶暴性を持っている。

夏樹を殺したのも三上の言うように警察内部の犯行だろう。
伊達が違和感を感じるほど、警察中で井筒を犯人に仕立て上げようとする動きがあったなら、井筒は夏樹殺しの犯人ではなく、犯人に疎まれている人間と考えるのが自然だ。

おそらく井筒はその警察内部の秘密を知ってしまった人間だろう。
上手く牙を隠すことで自分は危険から逃れられたが、同じく何かを知ってしまった夏樹を守ることは出来なかった。
夏樹の携帯電話を持ち去ったのも、他の誰かが不用意に首を突っ込んで消されてしまうことがないように、それに関わる情報を削除したのだとも想像できる。

今回井筒は冴子に「夏樹を殺したのは俺だ」と告白したが、それも、そうでも言わなければ冴子が更に深入りしていくことは目に見えていたからだろう。それは冴子に命の危険が及ぶことに繋がる。
伊達への忠告も功を奏しなかった以上、冴子を守りたければ、井筒は「自分がやった」と言う以外にはなかっただろう。

一方、三上は伊達同様に「神隠しの実行犯の一人」として警察内部権力に繋がっている人間だ。

伊達が黒幕である警察内部権力についてどの程度把握しているのかはわからないが、もしこの警察内部組織が夏樹を殺した警察内部の人間と同一であるのなら、伊達は夏樹を殺した犯人の仲間ということになる。
井筒は、文弥の事件の際に久遠を泳がせたことで、現在、三上・伊達・久遠の3人が神隠しの実行犯であることを掴んだだろう。
自分のアリバイ資料を署で渡さずに、わざわざ「バーMikami」にまで持ってきたのは、三上に対する何らかの牽制と思われる。

今のところ黒幕である警察内部権力側のキャラクターは登場していない。
伏線として上っているのは、井筒が第一話で「殺してやりたい人間」として挙げた「刑事部長」くらいなのものだ。
おそらくはこの刑事部長が新キャラクターとしてこれから登場してくるのだろう。
10歳の伊達の罪をもみ消すために三上に協力したのも、もしかするとこの刑事部長かもしれない。

夏樹殺しと神隠し。この過去軸に関係するのは、井筒、あすか、冴子、三上、伊達。
ドラマのキーパーソンの一人である久遠の過去にはこれら2つとの接点がない。
4歳から虐待を受け続け、10歳で捨てられ、以降の生い立ちは不明な久遠が、夏樹殺害や神隠し発生の過去と何らか繋がっていくのか、それにも興味がある。

もし刑事部長が登場するとしたら、久遠と関係があるかもしれない。
久遠の父が息子の年齢の割には年齢を取っていることから、本当の父親ではないという可能性もある。背中の火傷はタバコの火によるものだけがあの父親が行ったもので、大きな火傷痕はもっと子供の頃に火事か何かで負ったものである可能性もある。
エンディングの久遠の背中に被る「一家惨殺」の新聞記事は、もしかすると刑事部長の家族の話で、赤ん坊だった久遠は幸い生き残り、証拠隠滅のための放火によって火傷は負ったものの、密かに助けられて久遠家で育てられていたという展開もあるかもしれない。

ドラマもいよいよ残すところ数回、息切れせず最後まで突っ走って、我々視聴者を楽しませて欲しい。


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フジテレビ・オン・デマンド「ジョーカー許されざる捜査官」
一話315円、全話1575円

2010年8月27日金曜日

第七話:伏線?セリフ集

(Bar Mikamiにて)

井筒「5年前、宮城夏樹が殺害されたとき、俺は容疑者の一人だった。アリバイがなかったからな。でもそれをおまえは偽装してくれた。でもあれは俺をかばうためじゃなかったんだよな。…俺を泳がせるためだったんだよ。なあ?」

(三上、驚いた表情で伊達を見る)

井筒「当時俺が何を追っていたのか、それに夏樹がどう関わっていたのか、俺がパクられたら判らねえもんなあ?」

(三上、不満気。井筒、伊達に一枚の紙を渡す)

伊達「何ですか?」

井筒「俺のアリバイの詳細。5年前のコンビニ強盗殺人事件、俺とお前がいつどこを捜査したか詳しく記しといた。片桐に渡しといて」

三上「そんな捏造、許される訳ねえだろ」

井筒「バーのマスターに言われる筋合いのことじゃねえよ」

三上「おまえ、定年前に俺が警察辞めたこと、根に持ってんのか?」

井筒「そんなに心の狭い男じゃないよ、俺は。…ただ今更パクられたくないだけだよ」

三上「アリバイが崩れたら一巻の終わりじゃねえか」

井筒「ふふん、3年ぶりに話せてよかったよ。ごちそうさん」

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(久遠部屋。神隠し模倣犯によって殺害された詐欺師の記事を前に)

久遠「どういうことだよ!俺たちと同じことをやってる連中が他にもいるなんてよ!」

伊達「オレオレ詐欺の怨恨の線もありえる」

久遠「遺体には”悪人に制裁を”ってメッセージが貼ってあったんでしょ?普通に考えて模倣犯の可能性のほうが高いっしょ」

伊達「神隠しは警察の中だけで噂されてることだ。世間には広まっていない。つまり、もし模倣犯だとすれば、それは警察関係者の犯行ってことになる。とにかく様子を見るしかない」

久遠「そんなこと言ってる場合かよ。こんかいのオレオレ詐欺の容疑者だってもう少しでパクれたんでしょ?…法の裁きに関係なく人を殺すなんて許せねえ。とにかくこの模倣犯を早く捕まえないと俺達にまで害が及ぶ。もし正体がバレたら…」

(あすかがノックもしないで駆けこんでくる。何事もないふうを装う伊達と久遠)

あすか「伊達さん。事件です」

***********************************************************

(あすかが運転する車から降り、吐きそうになっている伊達)

久遠「ほら、行くよ」

あすか「またですかぁ?」

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(来栖・堀田・轟・溝口・武本、根津健太の遺体を前に現場検証中)

久遠「(堀田をどけて)死因は?」

溝口「死因はじゃねえよ、今頃来やがって!」

(久遠、肩を竦めて愛想笑い)

堀田「(久遠の腕を引っ張って)ふふ、じゃねえよ」

(久遠と堀田、睨み合う)

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(捜査一課前の廊下に冴子が立っている)

冴子「よっ!」

伊達「おぅ!…じゃないよ。こんなに自由に署内を行き来できるルポライターは君ぐらいのもんだよ」

冴子「そぉんな褒めないでよ」

(伊達、冴子の行く手を阻むようにロッカーに手を付く)

伊達「…褒めてないよ。元警官の特権を利用しすぎ。わるいけど…」

冴子「夏樹の事件!…嘘ついたでしょ。来栖だっけ?あなたの部下。彼の話じゃ井筒課長にアリバイはなかったって。…どういうこと?」

伊達「そうだ、そうだ、そういえば」

(伊達、カバンをひらいて井筒から渡された報告書を取り出す)

伊達「これ、井筒課長から」

冴子「当時の捜査資料か。…随分用意がいいねえ」

伊達「暑っつい、暑っつい(部屋に入っていく)」

***********************************************************

(伊達と日向、根津美代子の自宅で聞き込み)

日向「義弟さんの犯行だとしても許せませんか?」

美代子「……はい」

日向「殺してやりたいですか?」

伊達「(咎めるように)日向くん」

美代子「…殺したいですよ。あの人を失った悲しみは、それぐらい深いんです」

(美代子の自宅を出て)

伊達「どうしてあんなことを言ったのかな。警察官としてあまり誉められた言動じゃない」

日向「ならあなたは許せますか?大切な人が殺されたら。神隠しって御存知ですか?立件出来ない容疑者を始末する。間違いなく犯罪者です。でも被害者からしたら救世主だ」

***********************************************************

(マーベスト・コーポレーション。ガラスパーティションの会議室にあすかと吉住)

あすか「大丈夫かなあ、伊達さん」

吉住「伊達警部って日向と組んでる方ですよね」

あすか「え、はい」

吉住「日向は相当な切れ者ですよ。まあ協調性ゼロなんで周囲には嫌われてますけどね」

あすか「似てます!頭は切れるけど周りのこと全然考えてないっていうか」

吉住「そうそうそうそう!」

あすか「ホントに手がかかるんですよねー」

(あすか、視線を移すと、コピー機で自分の顔をとっている伊達の姿が。思わず飲んでいたアイスコーヒーを吹いてしまう)

あすか「伊達さん、何やってんですかっ。伊達さんは被害者周辺のカンドリでしょ、関取りっ!」

***********************************************************

伊達「なあんか引っかかるんだよなあ」

あすか「またですか」

伊達「毎晩電話で話してたんだよ?どうしてFAX送らなきゃいけないんだ」

あすか「そりゃ実際に怪文書を見せて精神的に追い込みたかったんじゃないですか?」

伊達「そうかもしれない、でも」

伊達・あすか「そうじゃないかもしれない」

あすか「まだ疑問があるなら、ドウゾ」

伊達「お金が目的だったのに抜き取られたのは現金のみでカード類は無事だった」

あすか「動揺してたんじゃないですか?…まあそうじゃないのかもしれませんけど」

***********************************************************

日向「どうして任意で引っ張んなかったんです?自首をするための猶予を与えたんですか?」

伊達「………」

日向「ぬるいですね」

***********************************************************

冴子「珍しいですね。課長から会おうなんて」

井筒「5年前のコンビニ強盗殺人事件の資料。伊達からもらった?」

冴子「ええ。でもここに書かれた聞き込み先の漫画喫茶、5年前にはまだオープンしてませんよ」

井筒「…あ、そお」

冴子「いい加減教えてくださいよ。本当のことを」

井筒「……。夏樹の事件から手を引け」

冴子「………」

井筒「おまえも俺の可愛い部下だった。まあ口は悪かったけどね。これ以上追えば身の安全の保証は出来なくなるぞ」

冴子「どういう事ですか!夏樹の事件には何が隠されているんですか…。課長!」

井筒「…あいつは、俺が殺した」

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(江原の遺体を前に)

日向「手間が省けましたね」

久遠「おい!」

(伊達が久遠を制し、日向のそばに歩いていく)

伊達「彼は捕まえられた」

日向「でも江原には前科がありません。捕まえたとしても極刑にはならなかったでしょう。そのことを考えるとこっちのほうが遺族も喜ぶ…」

伊達「そういう問題じゃない」

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(久遠部屋)

あすか「やっぱり神隠しなんでしょうか?」

久遠「違うんじゃん?」

あすか「でもやってることは一緒ですよね」

久遠「いや、だから…」

あすか「もし、私の兄を殺した犯人がこのまま捕まえられなかったら、って考えることが時々あります。私の大事な家族の命を奪っておいて今もどこかでのうのうと生きてる…考えただけで気がおかしくなりそうです。正直、同じ目に合わせたいとも思います。でも、もし本当に殺されたとしたら…私は手放しで喜べないと思います。きっと後ろめたさや罪悪感で一杯になる」

久遠「…殺してなかったとしたら?」

あすか「…え?」

(あすかの携帯が鳴る。掛けてきたのは冴子。退室するあすか)

久遠「…ごめん」

伊達「江原さんを殺した犯人だけれども」

久遠「日向でしょ?俺達以外に江原が真犯人だって知ってるのはあいつしかいない。模倣犯は日向だ」

伊達「だけど彼にはアリバイがある。昨日の午後8時と午後10時、根津さんのマンションのエントランスに日向の姿が写ってた。奥さんの証言も取れてる」

久遠「夜8時から10時まで根津さんちにいたってわけか」

伊達「犯行時刻は午後8時40分」

久遠「でも非常口から出入りすれば犯行は可能だよ?」

伊達「そうなると奥さんの証言が嘘ということになる」

久遠「彼女もグルって可能性は?」

伊達「何ともいえない。これからそれを聞きに行く」

久遠「…ねえ。もし日向のアリバイが崩れたらどうすんの?」

伊達「…もちろん法で裁く。それが俺達のやりかただ」

***********************************************************

冴子「井筒課長がもう事件を追うなって」

(あすか、冴子を見つめる)

冴子「でもここで引くわけにはいかない」

あすか「冴子さん…」

冴子「夏樹の事件の背後にはそれだけ大きな秘密が隠されてるってこと。神隠しに繋がるなにかが」

あすか「兄はその秘密を知ったから殺されたんですか?」

冴子「そうかもしれない。確か夏樹の捜査資料が一ページなかったって言ったよね?」

あすか「はい…そこになにか書いてあるかも…。井筒課長が持ってるってことは?」

冴子「可能性はある」

あすか「じゃ私探してみます」

冴子「ん」

あすか「あの…これって伊達さんには内緒の方がいいんですよね?」

冴子「そうだね。夏樹の事件に関わっている人間にはバラさないほうがいいと思う」

あすか「彩子さんは伊達さん疑ってるんですか?」

冴子「まさか。…と言いたいところだけど井筒課長のアリバイ作りに関与してたことを考えるとね」

(あすか、辛そうな冴子を見て)

あすか「彩子さん、まだ伊達さんのこと好きなんですか?」

冴子「ふっ、そんなわけないでしょ…」

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<4年前>

(コートを着て捜査一課から出てくる冴子。廊下で待っていた伊達)

伊達「よぅ…」

冴子「おぅ…」

伊達「辞表を提出したって本当?」

冴子「…うん。夏樹の事件を揉み消しちゃうような現実を知っちゃうとね。人を信じられなくなるの嫌だから」

(冴子、歩き出し、立ち止まる)

冴子「ね…引き止めてくんないんだね(カラ元気で振り返る)」

伊達「僕は君に振られたんだよ。そんな資格はないよ」

冴子「(少し寂しそうに)やっぱりカズは女心がわかってない。…私、そんなに強くないんだけどなぁ」

(冴子、無理に笑顔を浮かべて立ち去る)

***********************************************************

(江原が殺された夜、血まみれで美代子の家に押し入る日向)

日向「あなたが言ったんですよ。殺してやりたいって。だからあなたの代わりに殺してあげたんです」

(恐怖のあまりしゃがみ込む美代子)

日向「(笑いながら)あいつ泣きながら言ってましたよ。死ぬとは思わなかったって。調子いいよね」

(日向、だんだん興奮しはじめる)

日向「ムカついて弾丸なくなるまで撃ちこんでやりましたよ。死んでも何発も!何発も!」

(美代子、恐怖で声が出ない)

日向「奥さん、恨みは晴らしましたから僕のこと助けてくれますよね。心配しなくていいですよ。僕の言うことを聞いていれば絶対に捕まらない。…殺して欲しかったんでしょう?」

(美代子、怯えながら頷く)

***********************************************************

(美代子の家。日向は8時頃から10時頃まで日向はここにいたと言い張る美代子)

伊達「もしあなたが日向のアリバイ工作に加担しているならあなたも罪に問われるんです」

美代子「違うって言ってるじゃないですか!私と日向さんはここで2時間話をした、それでいいじゃないですか!どうして私を苦しめるんですか?私は何も知りません。お帰りください。お願いです、帰ってください!」

伊達「今朝、江原さんがご主人を殺害した証拠が手に入りました。江原さんは法で裁けたんです」

美代子「だから何だって言うんですか?あの人が帰ってこないことに変わりはありません。あの人は子供を欲しがってました。結婚する前からずっと。ずっと」

(美代子の脳裏に子供が出来たことを喜ぶ夫の姿が蘇る)

美代子「あの人はもうお腹の子の顔を見ることはありません。あんなに生まれてくることを楽しみにしてたのに、もう見れないんですよ?」

(美代子の目から涙が止めどなく流れ落ちる)

美代子「さっきのあなたの推測が真実なら、私は悪いことをしています。でも心のどこかで清々している自分がいるのも事実です。…私は何も知りません。お帰りください」

***********************************************************

(Bar Mikaki、日向の言葉や美代子の言葉を思い出している伊達)

三上「おまえさあ。まさか模倣犯と自分が同じだなんて考えてんじゃねえだろうな」

(視線をそらす伊達)

三上「俺達は楽しんでやってるワケじゃねえ、むしろ逆だ。それでもやっているのは…遺族の明日を祈ってるからだ」

伊達「…ごちそうさま」

(バーを出ると久遠が待っている。いつもの店でラーメンを食べる2人)

久遠「伊達さん」

伊達「ん?」

久遠「俺はあんたに救われた。…ごめん、こんな言葉しか思いつかない」

伊達「(ラーメンを差して)のびちゃうよ」

***********************************************************

(青葉の第九倉庫に江原の共犯を名乗る男を保護を求めて身を潜めているので保護するよう伊達に伝えてくれ、と久遠から言われた日向。一人倉庫に向う)

江原の共犯者を名乗る者「自首する!早く署に連れてってくれ!」

日向「おまえも根津健太の殺人に関与しているのか?」

江原の共犯者を名乗る者「殺したのは江原だ!俺はFAXを送ったり脅しただけだ!詳しい話は警察で話す!だからっ!」

日向「甘いんだよ」

(江原の共犯者を名乗る者のシルエットに向かって弾が切れるまで撃つ)

***********************************************************

伊達「おまえは人が撃てればそれでいいんだな!」

(伊達、日向に銃口を向けている)

日向「ハメられたって訳だ」

伊達「”悪人に制裁を”。容疑者を撃ってあのメッセージを残したのはおまえだな」

(ボイスチェンジャーを通した久遠の声が聞こえる)

久遠「模倣犯のくせに出しゃばった真似しやがって。おまえみたいなやつと一緒にされてると思うとヘドが出るよ」

日向「(伊達に向かって)あなたが…神隠しの正体?(少し嬉しそうに)なんだよ、仲間じゃないか」

(伊達、相変わらず無表情だがいつもの余裕は感じられない)

日向「僕とあなたは同じだ」

伊達「違う」

日向「違わないよ。遺族を助けるために法を無視して人を裁く…」

伊達「だまれ」

日向「そんな権利はないのに正義のように人を殺す」

伊達「おまえと一緒にするな!!」

(余裕なく声を荒げる伊達、不審に思う久遠)

日向「何をムキになってんだよ。別に悪いなんて言ってないじゃないか。クソみたいな悪人がいなくなって遺族が救われるんだよ」

(日向、銃口の先にまで歩み寄る)

日向「俺達は救世主だ」

伊達「違う。おまえはただ人を殺したいだけだ。おまえがやっているのはただのエゴだ」

日向「だったら!…あんたがやってることは正義なのかよ?」

(伊達の表情から余裕が消える)

日向「エゴじゃないって言い切れるか?(伊達の背後をちらりと見て)…答えが聞けなくて残念だよ」

(伊達の背後から黒装束の男が現れ、伊達を殴り倒す。倒れこむ伊達。拳銃に手を伸ばすが、男によって届かないところへ蹴り出される)

日向「遅かったね…兄さん」

(男、仮面を取る。現れたのは日向と同じ港北西署の吉住)

吉住「弟を傷つける奴は許さない」

(日向、吉住から拳銃を受け取り、銃口を伊達に向ける)

日向「救世主は一人でいい」

(久遠も頭を殴られて意識を失っている)

(銃声が響く。血しぶきが上がる)

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(誰もいない捜査一課。夏樹の捜査資料の失われた1ページを探して井筒の机を漁るあすか。ペン立てを倒した拍子に何かの鍵を見つける。手提げ金庫の鍵。開けてみるとハンコなどと一緒に一枚の紙が。開いてみると探していた捜査資料の1ページだった)

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フジテレビ・オン・デマンド「ジョーカー許されざる捜査官」
一話315円、全話1575円

2010年8月25日水曜日

第七話:あらすじ

ある男が殺害され、遺体の上に「悪人に制裁を」と書かれたカードが残されていた。伊達一義(堺雅人)、久遠健志(錦戸亮)は、自分たちが行っている制裁行為を真似た模倣犯かもしれない、と思う。が、だとすると、制裁行為は一般に報道されていないため、警察の人間の犯行ということになる。

そんな折、根津健太(山中崇)という男性の遺体が発見された。根津は、後頭部を強打され死亡したが、現金が奪われていたため、宮城あすか(杏)は、通り魔の可能性を示唆する。一方の伊達は、根津のズボンのポケットの裏地が出ていることが気になる――と、同じタイミングで、ポケットから何かが抜き取られた形跡があると指摘する者がいた。伊達とコンビを組むことになった港北西署刑事課の日向光明(忍成修吾)だった。

翌日、伊達は日向と根津の妻・美代子(尾野真千子)から事情を聞く。美代子は、根津には仕事以外に悩みはなかったと証言。しかし、日向が食い下がると、根津の弟・忠士(遠藤要)が頻繁に金の無心をしてきていたことに頭を悩ませていたと明かす。そんな美代子に日向は、忠士が犯人なら殺してやりたいか、と尋ねる。警察官としてあるまじき質問に、伊達は日向をとがめるが、美代子は「殺してやりたい」と答える。

同じ頃、あすかは日向の同僚の刑事・吉住武徳(飯田基祐)と、健太の上司・江原(水野智則)を訪ねる。江原は、数日前、健太の留守に忠士が鉄パイプを持って会社に現れ、騒動になっていたことを明かす。

そんな折、根津の殺害現場付近で鉄パイプが見つかり、忠士が取り調べられることに。鉄パイプに忠士の指紋があったことが証拠となり、来栖淳之介(平山浩行)らは忠士を自白させようとするが、伊達は忠士の犯行ではないと言う。忠士には4日前に手のひらに負った大きな切り傷があったのだ。健太が殺害されたのは2日前だから、忠士が犯人ならば、鉄パイプの指紋にも傷跡があるはずだ。つまり、鉄パイプの指紋は、健太の殺害前、会社に乗り込んだときについたものだろう、と伊達は推測したのだ。

翌日、伊達は日向とともに江原を訪ね、健太を殺したのは江原だろうと切り出す。健太のパソコン内に、江原が行っていた不正を暴こうとしていたメールがあったのだ。健太は証拠のデータをUSBメモリに入れ携帯していたため、それを奪おうとした江原に殺されたのだろうと伊達は言う。さらに、健太の爪の間に、犯人のものと思われる皮膚が残っていたこと、現在、江原のDNAとの照合を行っていることを明かすと、また来ると言って席を立った。江原に自首する猶予を与えた伊達を、日向は「ぬるい」と揶揄する。

そんな頃、井筒将明(鹿賀丈史)は、片桐冴子(りょう)を呼びだすと、5年前に起こった宮城夏樹(丸山智己)殺害事件から手を引くように言う。これ以上追うと、冴子の身に危険が及ぶと警告する井筒に食い下がる冴子。すると井筒は、夏樹は自分が殺した、と衝撃の告白をした。

その日の夜、とある駐車場で、江原が銃殺され、遺体の上に「悪人に制裁を」と書かれたカードが残された。実は、犯行に及んでいたのは、日向だったのだ。現場に駆け付けた来栖らは、"神隠し"か、と気色ばむが、伊達と久遠は日向の仕業だと感づいていた。しかし、日向にはアリバイがあった。江原が殺害された時刻、日向は健太宅で美代子と話していたと言い、防犯カメラの映像と美代子の証言もそれを裏付けた。それでも久遠は、非常口から出入りすれば犯行に及べるし、美代子がグルである可能性も否定できない、と推測。伊達は、美代子に話を聞きに行く。

伊達の訪問を受けた美代子は、日向のアリバイを裏付ける証言を繰り返すだけだった。アリバイ工作に加担すれば、美代子自身も罪に問われるのだ、と言う伊達に、美代子は涙ながらに自分の証言を認めてくれればいいじゃないか、と訴える。美代子は、伊達の推測が真実なら自分はいけないことをしているが、それでも、心のどこかが清々しているのも事実だと心の内を吐露。伊達は、それ以上言葉を発することはできなかった。

その日の夜、三上国治(大杉漣)のバーに立ち寄った伊達は、自分たちが行っている制裁行為の是非について思いを巡らせていた。

翌日、久遠は日向を呼び止め、江原に共犯者がいたと明かす。そして、その男とコンタクトしたところ、保護を求めてきたため、伊達にその男がいる第九倉庫に行くように伝えてくれ、と頼む。

その後、倉庫にやってきたのは日向ひとりだった。暗い倉庫のなか、自首するから、警察署に連れて行ってくれ、と男の声がした。ところが、日向は保護するどころか男に向け、銃を撃ち続けた。と、人影が音を立てて倒れた――次の瞬間、電気が点いた。人影はマネキンで、後ろを振り向くと、日向に麻酔銃を向けて立つ伊達の姿が、その近くには久遠の姿もあった。

江原に共犯者がいたというのは、日向の正体を暴くため、伊達と久遠がうった芝居だったのだ。

伊達に対峙した日向は、伊達も自分も、遺族を助けるために法を無視して人を裁く同じ仲間だ、と言うが、伊達は「お前と一緒にするな」と声を荒げる。それでも、自分たちは救世主だ、と続ける日向に、お前は人を殺したいだけで、お前のやっていることはただのエゴだ、と伊達は反論。そんな伊達に日向は、それならば伊達のやっていることはエゴではなく正義なのか、と問う。伊達の心が一瞬揺れたのを、日向は見逃さなかった。と、次の瞬間、何者かが伊達を背後から殴打、伊達は倒れてしまう。すると、日向が「遅かったね。兄さん」とその男に声をかける。それは、吉住だった。吉住から銃を受け取った日向は、「救世主はひとりでいい」というと、伊達に銃口を向けた。

その頃、久遠は吉住に襲われ倒れていた――と、銃声が響き……。



(以上公式サイトhttp://www.fujitv.co.jp/JOKER/index.htmlより)


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第七話:概要

放送日: 2010年8月24日
タイトル: 「CRIME7 模倣犯現る…間違った正義」
演出: 石川淳一


<ゲスト>

日向: 忍成修吾


根津美代子: 尾野真千子

吉住(日向の兄): 飯田基祐


根津健太: 山中崇

エハラ(根津の上司): 水野智則

根津の弟: 遠藤要


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