2010年9月13日月曜日

第九話:伏線?セリフ集

(穀物倉庫。絶命している冴子に気づくあすか)

あすか「冴子さん?…冴子さんッ!」

伊達「もう息はない」

あすか「…伊達さんじゃ…ないですよね?」

伊達「もしそうなら、ここにはいないよ。君はどうして?」

あすか「9時に…ここで兄の事件の真相がわかるからって…」

(伊達、冴子の傷口を見る)

伊達「宮城が殺されたときと同じ手口だ」

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(冴子の遺体を前に現場鑑識を始めている鑑識班。来栖、堀田、轟が到着)

武本「亡くなったのは…」

来栖「わかってる。片桐冴子。ルポライターだろう?」

(久遠が現場に駆け込んでくる)

溝口「おまえ何やってたんだよ!」

久遠「(冴子の遺体を見て)…うそだろ」

堀田「どうなってんだよ?…この人、元警官だったんだろ?」

「しかも第一発見者は…」

捜査一課刑事「伊達さんは片桐さんからの電話を受けてここに来たんですよね」

(頷く伊達)

捜査一課刑事「その電話の時点でおそらく片桐さんは犯人に刺されていた」

(井筒、現場に到着)

来栖「課長」

(井筒、冴子の遺体の前にくる)

井筒「死亡推定時刻は?」

武本「午後9時頃です」

井筒「凶器は?」

溝口「サバイバルナイフだと思われます。腹部を刺してから突き上げるようにして上方へ」

井筒「(冴子の死に顔を見つめ)…バカが…」

(あすか、鋭い視線で井筒を見つめる)

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(捜査一課)

来栖「目撃情報はいまだゼロです。あのへんは昼でも一通りが少ないらしくて」

堀田「鑑識からも特に犯人に繋がる情報は得られてません」

井筒「3日たっても何も出てこないか」

「あれだけハデに殺しといて」

井筒「プロの犯行で間違いないだろうなぁ」

来栖「プロ?」

あすか「(静かな口調で)それは警察官の可能性もあるってことですか?」

(来栖たち、あすかを見る)

井筒「そうかもね」

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(捜査一課、小原節子との面会を終えた伊達が入ってくる)

伊達「課長」

井筒「ん?」

伊達「(横浜女子大生バラバラ殺人事件)のファイルを出して)この事件、追わせてください。新たな情報が入りました。もしかしたら真実がわかるかもしれません」

来栖「おまえ何いってんだよ!もう時効なんだぞ?」

(伊達、井筒を見つめる)

井筒「わかった。好きにしろ」

来栖「課長!」

井筒「(伊達を指さして)言っても聞かないもん」

伊達「ありがとうございます」

(納得がいかない表情のあすか、捜査一課から出て行く伊達を追いかける)

あすか「どうして冴子さんの事件追わないんですか」

伊達「時効が成立しているからと言って有力な手がかりを無視するわけにはいかない」

あすか「そうじゃなくて!…あなたは冴子さんの事件を追うべきなんです。冴子さんをあんな目に合わせた犯人を捕まえるべきなんです」

伊達「そうだねえ」

あすか「どうしてそんなに平気でいられるんですか?冴子さんはまだ伊達さんのことが好きだったんですよ?」

伊達「私情を挟むな。…操作の基本だよ?」

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(バーMikami、ビールをヤケ飲みするあすか)

あすか「あー、ムカつくっ!恋人だった人が亡くなったっていうのに…」

三上「伊達か?」

(あすか、無言)

三上「冷たいとか思ってる?」

あすか「っていうか、よくわかりません。あの人」

(三上、カウンターの外に出る)

三上「実は冴子ちゃんが亡くなった次の日、あいつはじめてイチゴミルク以外のものを注文したんだ。冴子ちゃんがいつも飲んでいたウイスキーだよ。何杯も飲み続けて、結局一時間も吐き続けた」

(回想シーン。洗面所に手をついている伊達。三上「大丈夫か?」伊達「ちょっと飲み過ぎちゃいました」)

三上「吐いた涙に見せかけて。バカなやつだよ。…でもそういう男なんだ。あいつは」

あすか「でも…だったらどうして時効事件なんか…」

三上「それ、20年前のバラバラ殺人じゃない?」

あすか「はい」

三上「やっぱり。その事件は冴子ちゃんが担当した最後の事件なんだ」

あすか「え?」

三上「最後にして唯一時効にしてしまった殺人事件。冴子ちゃん酔うといつもその事件のこと悔やんでた。伊達なりの弔い合戦なのかもしれないな」

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(小原家)

節子「冴子さん、毎年必ずお線香上げに来てくださったんです」

(伊達の脳裏に仏壇に線香を上げて祈る冴子の姿が浮かぶ)

節子「そんな人がまさか殺されるなんて。どうしていい人に限って早く逝ってしまうんでしょうね」

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(夜。捜査一課に戻ってきたあすか)

あすか「戻りました」

来栖「おい宮城」

あすか「はい」

来栖「科捜研からだ。(資料をあすかに渡す)片桐冴子が殺された現場で採取したDNAと警官のデータを照合した結果だ。現場にいた捜査員以外のDNAとは合致しなかった」

堀田「おまえが言ってた警察内部の犯行じゃないってことだ」

「読みが外れたな」

(あすか、悔しそうに席に着く。ふと夏樹のCD-ROMを思い出して鞄から取り出す)

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(回想)

あすか「冴子さん」

冴子「ごめんね、職務中に」

あすか「どうしたんですか?」

冴子「夏樹が殺された前日の足取りを追ってったら、信用金庫で夏樹が貸金庫を持っていたことがわかったの」

あすか「貸金庫?」

冴子「でも本人以外は遺族しか見られないらしくって」

あすか「わかりました。行きましょう」

(信用金庫の貸金庫室。夏樹の貸金庫を開けるあすか。そこには「Natsu」と書かれたCD-ROMが一枚入っていた)

あすか「CD-R?」

冴子「これを見れば夏樹が追ってたものがわかるかも」

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(あすか、夏樹のCD-ROMを自分のPCに挿入する。パスワードが要求される)

あすか「パスワード?」

(MIYAGIもNATSUKIもパスワードではなかった)

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(あすかと井筒、無人の会議室に入る)

井筒「何だよ、用ってのは」

(あすか、井筒の前に夏樹のCD-ROMを差し出す)

あすか「これに見覚えはありませんか?」

井筒「片桐が持っていたやつか」

あすか「やっぱり冴子さんが殺される前に会ってたんですね。でもこれはパスワードがないと内容がわからないです。何かご存知でしたら教えてください」

井筒「君は知らなくていい」

あすか「冴子さんの現場で採取したDNAは警官のDNAデータと照合した結果、現場にいた捜査員以外のものとは合致しなかったそうです」

井筒「それは来栖から聞いたよ」

あすか「でも裏をかえせば、現場にいた捜査員のDNAは残ってたってことですよね」

井筒「そりゃ現場検証の時に警官が毛髪や唾液を残してもおかしくないだろ?」

あすか「犯人はそれを知った上で現場に来たって考えられませんか?容疑から逃れるために」

井筒「俺を疑ってるのか?…くくっバカバカしい」

(井筒、部屋から出て行く)

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(久遠部屋、小原美咲の遺品を調べる伊達と久遠。そこへあすかが入ってくる)

久遠「どした?」

(あすか、伊達を睨みながら夏樹のCD-ROMを差し出す)

あすか「これ。5年前に兄が遺したものです。兄の事件に関係しているかも知れません。でもパスワードがないと見られないです。伊達さんなら何か知ってるかと思って」

久遠「お兄さんの事件に関係してるなら、同じ手口で殺された冴子さんの事件とも繋がりがあるかもね」

伊達「この中身を知ることで宮城や片桐くんのように君にも危険が及ぶかもしれない」

あすか「…それでも真実が知りたいです」

(伊達、夏樹殺害現場から井筒が夏樹の携帯を持っていったことを思い浮かべる)

伊達「宮城の携帯に何かヒントが隠されてるかもしれない」

久遠「5年前の事件ならここに保管されてるんじゃない?」

(久遠立ち上がって探しに行く)

久遠「あったあった。お兄さんの遺留品」

(遺留品保管箱を開けて中から携帯電話を取り出しあすかに渡す。携帯の中を確認するあすか)

久遠「どお?」

あすか「ないですね…」

伊達「削除された可能性もある。久遠くん。君の出番だ」

久遠「調べてみる。(あすかに向かって)何か出てきたらちゅーね」

あすか「しません。でもお願いします。私は冴子さんの事件に戻ります。(伊達に)時効事件、冴子さんの担当だったんですね。…冴子さんの無念を晴らしてください」

伊達「がんばります」

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(久遠部屋。ノックもしないであすかが入ってくる)

あすか「パスワードがわかったって本当ですか?」

久遠「ちゅーよろしくね」

あすか「しません」

久遠「(夏樹の携帯を開く)5年前の事件前日、お兄さん、こんなメールを井筒課長のもとに送ってる」

(携帯を覗き込むあすかと伊達。そこには「データをCD-Rに落としました パスワードは「JOKER」」の文字が)

あすか「JOKER…」

久遠「CD-Rいい?」

あすか「はい」

(PCにCD-Rを入れてパスワードJOKERを入力。表計算ソフトで作られたファイルが開く)

あすか「これは…」

伊達「JOKERという口座に毎月警察から振り込まれている」

久遠「口座名がパスワードになってたんだ」

あすか「その…JOKERって何なんですか?」

久遠「(画面をスクロール)18億…。他にもページある」

(久遠、Sheet2をクリック。UNDERGROUND Vと書かれたページが表示される)

久遠「なんだこれ?」

伊達「警察のトップクラスの人間ばかりだな」

久遠「ってことはさっきの…裏金?」

伊達「その可能性はある。だがそれにしても金額が大きすぎる」

あすか「このUNDERGROUND Vっていうのは…」

伊達「地下五階…。ここに並んでいるのは警視庁のOBばかりだ」

あすか「じゃあ警視庁の地下5階に何かがあるってことですか?」

久遠「でも確か警視庁って地下4階までだよね」

伊達「あるいは地下5階が実際に存在する」

(久遠、Sheet3をクリック。34.633208,139.759827という数字が現れる)

伊達「何だ、この数字」

久遠「このCD-Rも複製できないようにロックされてるし、君のお兄さんは相当ヤバイことに足突っ込んでたんだろうね」

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(捜査一課に戻ってきた伊達、あすかがいないことに気づく)

伊達「あれ?宮城くんは?」

滝川「いえ見てませんけど」

井筒「ん?どうかしたのか?」

伊達「いえ別に」

(伊達、部屋から出て行こうとして踵を返す)

伊達「課長。…警視庁の地下五階。聞いたことありませんか?」

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(警視庁の階段を降りていくあすか。地下4階で地下5階に行く道を探すあすか。目の前には観音開きの扉。背後から声がかかる)

井筒「探しても無駄だ」

(ふりかえるあすか。近づいてくる井筒。あすか、思わず後ずさる)

井筒「警視庁に地下5階はない。正確に言えば、誰も見たことがない。まさかパスワードを見つけるとはねえ」

あすか「課長は何を知ってるんですか?教えてください!私は真実が知りたいんです」

(2人の視線がぶつかる。井筒は軽く顎を振って「付いてこい」と背を向けて歩き出す)

あすか「課長?」

(追うあすか。その一部始終を防犯カメラが見ている)

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<5年前>

(捜査一課。井筒、夏樹に東京都の「平成17年度4月分警察費内訳」を見せる)

井筒「これを見てみろ。警察内に不透明な金が流れてる。機密費とあるがかなり莫大な額だ」

夏樹「たしかに額がでかいですね」

井筒「もしかしたら上層部の不正かもしれん。腐った奴らを一斉排除するチャンスだ」

夏樹「俺に追わせてください」

井筒「出来るか?」

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(警視庁の屋上)

井筒「あのころ俺は警察にまだ希望を持っていてね。人並みに正義感もあった。だから情報屋として使ってたチンピラに探りをいれさせた。1ヶ月がたった頃かなあ、あるネタを掴んだという知らせが入った。だがその直後、その西崎という情報屋は消された」

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<5年前>

(会議室。西崎の遺体の前で知らないふりをした井筒に対し)

夏樹「どうして知らない振りをしたんですか?」

井筒「殺された西崎は俺達が追っているネタを掴んでいた。おそらくそれが原因で殺されたんだ。この事件に深入りすんのは危険だな。これ以上追うな」

夏樹「そんなこと言われて納得出来るわけがないでしょう」

井筒「まだわからないか!これは警告だ。俺達も感づかれてるかもしれない」

夏樹「井筒さんは知りたくないんですか?あの裏金が何に使われてるのか!…俺は追いますよ」

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(警視庁の屋上)

井筒「俺があそこで無理にでも止めていれば宮城はあんなことにならなかったかもしれない。君の兄貴は俺が殺したようなもんだ。俺にやれることといえば宮城が掴んだ情報を守ることだけだった。だが俺もワケの分からないタレコミで容疑者にされる始末だ」

あすか「それを救ったのが…伊達さん」

井筒「ああ」

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<5年前>

(取調室)

伊達「あなたはコンビニ強盗殺人を私と一緒に追っていた。そうですね?」

(同意する井筒)

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(警視庁の屋上)

井筒「あいつの嘘の証言のおかげで俺はスケープゴートにならずに済んだ。警察に…裏切られた。信じていた警察に、裏切られた。いつの間にか俺は事なかれ主義のサラリーマン刑事になってしまった」

あすか「どうして捜査資料を一枚抜き取ったんですか?」

井筒「君や片桐が真実に辿りつかないようにするためだ。もともとは俺が招いたことだ。あれ以上犠牲者を出すわけには行かなかった。だが、片桐も殺された。もうこれ以上黙って見過ごすわけにはいかない。何としてもホシを上げる」

あすか「その言葉、信じていいんですね?」

井筒「…ああ。だけど、裏金を受け取っているJOKERが何なのか、警察OBがどう関与しているのか、わからねえんだよ。だからまだ今は動かないほうがいいと思う。そのうち向こうがアクションを起こすだろう」

あすか「わかりました」

井筒「CD-Rはどこにある?」

あすか「私が持ってます」

井筒「そうか。大事に持っとけよ」

あすか「はい!」

(そんな2人を物陰から見ている者が。井筒はその者と一瞬視線を合わせる。あすかは気づかない)

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(応接室)

伊達「鈴川孝太は書類送検されましたが、時効の完成が認められたため不起訴処分となりました」

節子「そうですか。…ありがとうございました。(無念を滲ませ)…時効制度の撤廃がもう少し早ければ、不起訴にならずに済んだんですよね?」

(拳を握りしめ悔し涙を堪える節子を見つめる伊達)

(応接室を出るとあすかが立っている)

あすか「お疲れ様でした」

(伊達、言葉を発することなく手かざすことであすかに応えて去っていく)

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(久遠部屋に入っていくあすか)

あすか「久遠さん、何ですか用って?」

久遠「もしかしたら、お兄さんや冴子さんを殺した犯人が分かるかも知れない」

あすか「どういうことですか?」

久遠「警官のDNAデータベースにからくりがあったんだ。もうすぐ科捜研の結果が出る」

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(捜査一課に戻るあすか。井筒も強行犯4班も誰もいない。あすかの携帯が鳴る。19:32、非通知での着信)

あすか「(電話に出る)はい」

謎の声「(ボイスチェンジャーを噛ませた声で)宮城あすかさんですね?」

あすか「誰ですか?」

謎の声「JOKER、といえば分かりますか?…これからお会いできませんか?CD-Rと引換えにお兄さんを殺した犯人をお教えします(電話が切れる)」

(部屋を飛び出すあすか)

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(科捜研の結果を開く久遠。DNA鑑定書を見て衝撃を受ける)

久遠「なんでだよ…」

(久遠、携帯を取って伊達に連絡しようとするが、何かを思い携帯を閉じる)

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(バーMikami。店の電話が鳴る。三上、電話に出る)

三上「はい」

久遠「久遠だけど、今日そっちに行けなくなった、急用が出来ちゃって。ごめん」

三上「わかった。伊達には俺から伝えておく」

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(横浜、神奈川県警付近の路上。誰かを尾行しようと車で待っている久遠。20:33)

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(夜。鈴川の画廊。鈴川は電話でヌード写真をネタに誰かを脅迫している。そこに伊達が現れ、鈴川に向けて麻酔銃の銃口を向ける)

鈴川「撃つな。待ってくれ頼む。俺には家族がいるんだ。俺がいなくなったら家族が悲しむ。いいのか?おまえのせいで周りの人間が傷つくんだぞ?」

(伊達の脳裏に冴子の「正義って何だろうね」という言葉が蘇る)

伊達「それでも。俺はおまえを裁く。おまえに明日は来ない」

(伊達、引き金を引く)

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(冴子が殺された根岸の穀物倉庫。フードを被った怪しい男が現れ、入り口である階段の下にタンク脇に潜む。尾行している久遠。そこにあすかが現れ、階段を登っていく。立ち上がる謎の男。久遠の表情が緊張する)

(穀物倉庫の中に入るあすか。そこには誰もいない)

(あすかを追って階段を登ろうとする男を久遠が掴んで投げ飛ばす。フェンスに身体をぶつける男)

久遠「彼女に何の用だよ」

(ゆっくり振り向く男)

久遠「(悲しそうな声で)あんたの後つけながら心の中でずっと祈ってたよ。全部嘘であってくれって。…あんたが宮城夏樹と冴子さん殺したのか?」

(男、ゆっくりとサバイバルナイフを持ち上げ、反転させて刃先を上に向ける。それを見下ろし、男の顔を見る久遠)

久遠「(悔しそうに)何でだよ」

(男、久遠に襲いかかる。男の背中を取って抑えこむ久遠)

久遠「なんでこんなこと」

(久遠、男の手を自分の膝に打ち付ける。男の手からサバイバルナイフが落ちる。久遠、男の体を思い切りフェンスに投げつける。その音に気づくあすか)

久遠「知りたくなかったよ。これが真実なのかよ」

(久遠、無防備に男に背を向けサバイバルナイフを拾う。男、折り畳みナイフを取り出し、躊躇いもせず振り返った久遠の左上腹部を刺す。そのまま上方にねじ上げようとする男の手を抑えて抵抗する久遠。朦朧としながら自分を殺そうとしている男を見る)

(倉庫から飛び出てくるあすか。階下を見ると久遠と謎の男がいる。男、あすかが出てきたことに気づき逃走。崩折れる久遠)

あすか「久遠さん?(久遠の上腹部から大量の血を流れているのを見て)久遠さんっ!」

(久遠、苦しそうに顔を歪ませるだけ)

あすか「(泣きそうな声で)久遠さんっ!久遠さんっ!!」

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(車を運転する伊達の携帯が鳴る。発信者はあすか)

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